デビューの一品
アクセサリーに、まるで興味がない。
指輪は指の拘束感が気になって気になって仕方なくて挙句の果てには指がくるしくなって長時間つけていられないし(マニキュアもそう。一度「プロジェクト松」の取材でネイルサロンへ行ったことがあり、そのときに多少買って“めずらしさ”でしばらくブームになってつけてみたことはあるが、短く終わった。アレを好んでつける婦女子がわからない。爪がくるしい。あと腕時計もにがて。血管がくるしい)、イヤリングは耳たぶの圧迫感が気になって気になって仕方なくて挙句の果てには耳がくるしくなって発狂しそうになるし、ピアスは興味がないのに穴なんてあけるわけないし。
でも、ブレスレットは。ブレスレットはいいかもしれない、と、思ったことがあった。
バイヨリンを習うようになって、楽器を持つ左の手首にブレスレットがあったら、ヘタでも優雅なヘタに見えるかも、と思うようになったのだ。
そのうち買うかぁ、と思いつつ、月日は流れた。けれども、ついに、年末、購入。
写真のモチーフ、蝶々ではありません。
“フタゴムシ”、という寄生虫です。ヒトには無害だそうで。
ついにアクセサリーをしている自分に酔い、家でも外でもなにかとつけています。でも温泉に行くときは、金属がおかしくなっちゃうから連れていけません。