無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

手紙

okitsune2007-09-12

いまさっき帰宅したら、ポストに「ウチのハナちゃん」の版元である日本出版社から封が届いていた。
あけたら、中に、また封が入っていて、
それは読者さんからの手紙だった。
転送してくれたのだ。


いままで読者の方から手紙をいただいたことはあったが、
今回の手紙は、なんと、小学生の女の子からの手紙であった。
不思議な緊張がはしった。
小さな女の子が、読んでくれているのか、と。
長崎の住所が書いてあった。長崎は行ったことがある。
あの街のどこかに住んでいる子が、ハナを知ってくれている。



きれいな封筒にきれいな便箋、そこには、
彼女はお姉さんと、私のマンガを読んでくださったことが書いてあって、
どうやらそれは「ねこまんま」(6月発売号で休刊)らしく、
ねこまんまに載ったハナの写真を切り取って
とっておいてくださっているとか。


私のマンガをみて
“マンガ家になりたくなり”
彼女の飼っている猫とフェレットを題材にマンガを描き、
お姉さんに見せているらしい。

物凄い緊張がはしった。


ハナにまたたびのプレゼントを同封してくださった。
ありがとう。



彼女は「ウチのハナちゃん」の単行本の存在を知っているだろうか。
発売前に休刊してしまったから、知らないかもしれない。
1冊送ろうかと思ったが、はたして彼女の保護者の方は、彼女が私に手紙を書いてくれたことをご存知だろうか→知らなかったら、知らない大人から子供にいきなり小包が届いたら不審に思われるであろう→どうしよどうしよ→控えよう・・・


手紙の最後に、忙しくなければお返事をくれろ、と、書いてあった。
もちろんお返事書きますとも。
葉書にしとこう、そうすれば、不審はないだろう。



嬉しくって、つい、ベランダから夕焼けなんて撮ってしまった。