無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

かなえる

昨日、船橋の実家に行ったら。
ハナ、アリ、とっても元気。
とくにハナは、キゲンがよくて、最近は発音は唸り声くらいしか聞いていなかったのだけれど、この日は何度かニャーを確認。
ゴハンももりもりよく食べて、お腹の調子もすこぶる順調とか。
だいじだいじかわいいかわいいいいこいいこ世界一、を、身から流れ出るままハナにうったえ、受け取ってもらい、よい五月のいちにち。


私、よっぽど嬉しかったらしく、放出の勢いに乗ったか、思い出した。
長年欲しくて、でも入手をなぜか逃し続けていた物。

あるのだ。買えなかった、というのではない、なんだか得るのを浮かしてきた物。

過去、そうやって欲しいと思いながら放置し、やっと買った物の例として、物干し竿、オレンジ搾り、なんかがあげられる。

無ければ無いでまぁいいやだけど、あったらあたし満足かも、の品。

ふたつ、欲しい物、思い出したのだ。

帰り、西武に寄って、念願果たした。

買いましたよ、バター入れ、と、トング。

トングってあれです、つかむヤツ。パン屋さんの入口にトレーと一緒に置いてあるヤツ。

私は、サラダを作ったときによく、そのボールの中の野菜をガバーっと意のまま掴みたい、とそういえばずっと願っていたのだ。
菜箸でちまちま掴む自分を、疑問視していた。
トング!
心は長年叫んでいた。



帰宅後、いそいそ、温野菜。

茹であがった色々野菜、ボールの中、適当に作ったドレッシングたらたらしたのを、

トング。

ガバー。



しばらく私は、トングで盛り上がると思う、掴む際。

バター入れは、長年の予想と違うタイプのを選んだけど、それは正解だった。見た目より、実用を選んだ。きもちよく、冷蔵庫におさまっている。