無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

おもいしる

月曜。出掛けて帰宅して、数時間経ったあたり。
なんだか調子がおかしいことに気づいた。
しばらくして、ああこれは、食あたりってやつだな、と。
2大症状が現れたのだ。


食あたり、過去に、それらしいことを、経験したことはあったが、薄い体験だった。あれは薄かったのだ、と、よくわかった。



手洗いから離れられず、とにかくお祭り騒ぎが済むまで、ひたすら待った。


きびしかった。


かつて、友人から、食あたり体験の話を聞いたとき、私は軽く受け流していた、そうだった。
とんでもなかった。
謝りたくなった。



ついに派手ではなくなって。
とにかく横になりたい、お風呂入りたいけど、お水のんだ食器も洗いたいけど、とてもそんな余裕ない。


きびしい・・・・


仰向けに寝ると、なぜだか腹痛が和らぐので、じっとそうしていた。


夜から、翌日夕方ちかくまで、時々目覚めつつ、ひたすら眠っていた。
寝てる最中、私の身体の整備隊が、順調にやることやってくれてる、と思った。だからこんなに眠くて寝られるのだ。
まかせた。


夕方ちかく、立ち上がると変だけれど、昨夜より断然ましな状態、よしよし。
いい気になって、洗濯物干したら、なんとヘロヘロになってしまい、再び布団へ。腹痛も激しく。
まだダメだったか・・・


き、きびしい・・・
整備隊、まだまだ真っ最中だったらしい。



そこからまた、こんこんと眠った。寝られるんだ、これが。


時々、目覚めた。


食器洗いたい、お風呂入りたい。


とてもそんな体力ない。


普段あたりまえにやっていたことって、あれはスゴイことだったなあ・・・つくづく思いながら、またこんこんと。



で、いま、また朝。
昨日より、ずっといい。
食器、洗えた。
ちょっと休んで(←学習)お風呂だお風呂。

それから、お粥、炊こう。

ちょっとずつ、あたりまえが、戻ってきている。



とりあえず、あそこの生ジュースは、もう飲まない。