無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

今回は稲荷

今日発売のモーニング2、「荒呼吸」というタイトルで描いています。稲荷ネタです。
見かけられましたら、お読みください。


だからというわけではないのですが、昨日は久しぶりに稲荷巡りをしてきました。南千住にある石浜神社の中にある稲荷、行ってきました。私は南千住に詳しくないので、その辺りの稲荷に挑みたかったのです。

南千住の駅からかなり歩きます。閑散とした明治通りをひたすら歩きながら、今ここで車につっこまれたら、なんで英子はこんな何の縁もないところにいたんだろうって身内は思うだろうなあ、などと思いながら歩いてました。一人でふらふらしているとき、“もしここで絶命”は私の気に入りの流れです。
墨田川の手前を曲がると、すぐに石浜神社が見えてきます。

鳥居をぬけてしばらく進むと左手に手水。おおっと札禁。武生シャットアウト。剥し痕(はがしこん。私はこう呼んでいる)らしきものがあったので、トライはしたのかもしれないけれど。どうなの武生。禁断の札師。

本殿手前の右手に、この群れが。

右から富士塚、白狐神、御出稲荷。真ん中の白狐神にグッときて、寄る。

ちなみに扉は閉まってました。私が開けて写しただけです。その中に

これまたグッとくるファイヤー宝珠の賽銭箱。その奥に・・・

おキツネ像、お在りで。

これはたまたまある方のブログで読んだのですが、昔、野狐の棲み穴があって、神主さんがおいでおいでと手を叩くと野狐が出てきて、そこに差し出した食べ物を食べたら、祈願者の願いは叶う、とか、そういう話があったらしいです。この白狐神の横にあるのが御出稲荷なのはそれですかね。
本殿横に真先稲荷もありましたが、キツネ像は無し。私はあのキツネ像が好きなので、稲荷というよりおキツネ様が好きなので(キツネというのは稲荷神の使い。だからキツネ自体は神様じゃない扱いなのだが、そのあたり、ごっちゃにして、“おキツネ様”でいいではないか)、あの像がないと興味がわかないのです。
石浜神社も詣でました。さすが由緒ある立派な神社でした。中にあった仏画が変わってて良かった。


その後、浅草方面に向かって歩きました。途中にある橋場不動尊千社札貼り放題の不動尊で、武生もあり。今戸神社(来たのは2度目)にも寄ったけれど、ここは女子の信仰があついようだけれど(良縁系)私はなんだか好みでないので挨拶ていど。

待乳山聖天(まつちやましょうてん。3度目)は豪華なので参拝が楽しい。本殿の中にも入れます。で、この本殿の裏に稲荷があって、私は勝手に待乳稲荷と呼んでいます。

このケースの中にはお皿がありました。お供物があったのかもしれません、もうお下げした後だったのかも。カラス対策だろか。

今回もいいおキツネ様発見、でした。