無事の夏
今までなかったくらいの、体の異常が出て、驚いて病院へ。
ネットで調べて某院に初めて行く。駅前からタクシーに乗り、病院の玄関に着いたとき、運転手さんが「わたくしごとですが、37年前、私はこの病院で産まれたのです」と。彼はそれ以来始めて来たのだという。
それを聞いて、ああ、私、大丈夫なんじゃないかな、と思った。
受付をしに行くと、「70番過ぎまで順番待ちが出ているのだが、たった今インターネット予約のキャンセルが入ったので、50番でどうぞ」と。これもまたいい感じ。
検査をしたら、アレはなんだったの?と言いたいくらい、拍子抜けするほど、なんともなかった。医師も少し不思議そうだった。
詳しい結果はもう少し後だが、どうやら、たまたまのなんかだったらしい。
帰り道、神社に武生札を発見。
無事の夏が過ぎてゆく。