無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

湯治場にて その2

okitsune2010-02-04

私は見逃さなかった。
湯治場散策中、良さそうな酒屋発見、店の中にタンク。目が硝子越しにズーム。タンクに貼り紙。



量り酒カップ



おお。
おおお。

入店。おやじにタンクの中の生酒をカップでくれろと注文。まだ味見だから小さい方で。


蓋、しますか、しないならそのぶんなみなみ入れます。


蓋は要らない。すぐ歩きながら飲むから。なみなみくれ。


名前のない酒なのだそうだ。買った人が勝手にラベルに名前をつけて貼ってくれ、と。


話し好きのおやじの話聞き終え、英子、無名の酒を歩き酒。


今日の湯治場は朝方雪、いま青空、ときどき小雪


山のひんやりした空気の中、吟醸ウォークちゅう。


大にすれば良かったな。