無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

実は

『荒呼吸』の中で、パニック発作のことを描いた。
発作についてあれこれ描きたいエピソードはたくさんあったが、バランス的に省いたネタも結構ある。
その内のひとつ。


パニック発作って、発作終わったあと、気持ちいいんですよ。


や、みんながみんな、そうかはわかりませんが、私に関して言えば、とっても脳が気持ちいい。
その感覚を表そうとするとこんなふう、何かに集中した後に、脳が気持ちいいことってありませんか?、仕事でも、相当趣味に合った美術展を観たあとでも、なにか物を作ったあとでも、楽器弾いたあとでも、ある程度の時間ぐっと集中したあとって、ここちよい疲労感&達成感があって、どこかが気持ちいいってあると思います、それの濃厚なヤツ。

あの凄まじい発作から解放されたあとだから、そりゃあホッとして力が抜けて気持ちいいのでしょうけど、どうもそれだけでない、大変だった自分をケアする、なんか麻薬みたいなヤツ分泌してんじゃないのか私、ってくらいに気持ちいいんです。
もう長い間、発作を起こしてないので、懐かしい感覚ですが。


今日は画材買いに神保町のいつもの文房堂へ。
100年続く神保町の洋食屋さん「ランチョン」で朝兼昼ごはん。窓際の席に行きたかったけど、全部うまってたので、ちょっと奥の席に。
人気の“自慢メンチカツ”とビールでほわ〜〜。