でんじゃりん

ポストに
“葛飾区荒川洪水ハザードマップ”
なるものが入っていて喰らい付いた。
危機管理としてではない。
地物収集としてときめいたのである。
我が愛する葛飾区の危険なマップ。

想定は２００年に１回くらい発生するとよまれている大洪水。
荒川流域で３日間に総雨量５４８ミリの大雨が降って、荒川下流域で堤防が決壊した場合の、区域によっての、多分こんくらいでしょうという浸水深が８段階の色分けによって示されているのだ、葛飾区地図に。

自分のウチのある区域を見る。すると、そこはもう
なんかあったらしんでください
と言っているとしか思えない、
葛飾区中で一番ヒドい区域。
想定浸水深４ｍ〜５ｍ。
こんなの広い葛飾区でもたった少しの面積しかない。
まさに選ばれた民の感慨。
鈴屋はぎりぎり３ｍから４ｍの区域じゃないか、
オヤジは屋根にのって助かってもエイコは溺れじぬのか。
流されていくのか、どこに、ああどこへでも。

２００年に１回とか言われると、
富士山の噴火に自分は立ち会えるのかなあ、というのに近いような
そんな心の感触でしかない。
前回の大洪水っていつだったか知らないし。
そういや小学校のとき火災訓練のある日は
口にあてるハンカチ忘れずに持っていかなきゃって思った、
あのときめきにも似ている。

ちなみにそんな時はどこに逃げるのかというと、
水元公園の辺り、と指定されている。
水元公園・・・昔行った事があるなあ。
いいところですよ、
皆さんもいつか
行ってみてください、
水元公園。