無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

私はまだ22時20分くらいだったのだ。
そのことについて自信満々だった。
だから、23時までやっている赤札堂に余裕の顔で買い物に行った。散り始めた桜を立ち止まって見たりするほど。 

赤札堂前にきて、景色がウソのようだった。
シャッターがしまっていたのだ。
あれ、今日って臨時休業?

しかし貼り紙ひとつない。
これって?

すぐそばにある時計を見た。

23時ジャスト。 

いつの間に。

世界は私より40分くらい早かったのだ。



言い飽きたが、最近ボケ凄まじい。
これ以上のボケがあるだろうか、というやらかしの後に、それをはるか凌駕するやらかしが平気でやってくる。

今日のコレも、なかなか新しい。

私は日々進化している。