無償の悪

松本英子。漫画、イラスト業。

老眼問題

普段私は外出時は使い捨てコンタクトを入れていることが多いです。コンタクトのほうが、顔がラクなので。
前回のサイン会、6年前になりますが、あのときもコンタクトを使用し、来てくださった方々にお会いし、サインし、感謝を述べ、見送っていたのです。


6年。
40代の6年。
40代を生きたことのある方なら、よくおわかりと思いますが、
40代の初旬と下旬じゃあ、生き物が違うのです、しみじみ感じます。


加齢により、48の私は、遠近両用コンタクトすらもう役にたちません(6年前は両用でなく普通のコンタクトだった)、近いとこ、見えません、だから読み書きが必要な外出では眼鏡で出かけます、顔はラクじゃないけど自由がききますから。サイン会もじゃあ眼鏡だな、と。
だけど・・・

そう、だけど。

いらっしゃいませこんにちは、とお迎えするとき、眼鏡かけてないと来てくださった方のお顔がわからない。

サイン中は、眼鏡をはずさないと、描けない。

かけて、はずして、かけて、はずして

老眼サイン会は、なにかとせわしい。

ホルモンバランスも順調に崩れだし初老への過渡期を迎えた描き手のサイン会を、まあ、ぜひご堪能ください。