湯治 一

右手の使い方が荒かったのか、ぱんぱんに腫れあがってしまった。
ごまかしごまかし仕事していたが、先週はじめあたりから、やばいかな、という様子になり、お湯にしばらくつけると少しらくになるものだから、なら、いっそのこともう湯治に行ってしまおうか、仕事持って、そしたらいたわりながら進められるかも、と考えて、かねてから行きたかった長野県内にある某憧れの宿に予約、一人客でも問題ないところなので、しかも平日なので、すんなり予約が取れて。

噂どおり、よかった。
お湯も、宿の様子も。人の感じも。常宿決定。２泊の予定で行ったが、現地で３泊にした。

朝、食事をしていたら、宿の方に、浅間山が噴火したの御存知ですか、ときかれた。知らなかった。浅間山、すぐそこなのだ。
噴火の時間、私は起きていた。でもまるでわからなかった。宿の方は、自宅で休んでいらっしゃったらしいが、爆音と震動で目がさめてしまったとか。
宿で新聞やテレビをみなかったので、もし教えていただけなかったら、ずっと知らないでいたかもしれない。

今日（４日）、帰りに縁のある小諸に寄ってから帰ろうとしてしなの鉄道に乗って移動中、車窓から浅間山↓を見た。

大好きな浅間山。たしかにいつもより、煙多め、だった。でも言われなかったら、噴火は絶対気づかない。