19.03.20の記。
枕元に、緊急用の飲み物を置いている。
ペットボトルのポカリスエット。
寝ていてふと目覚めたときに、もし「即水分」だったら、すぐ飲めるように。
果たしてそういうときにペットボトルの蓋を速やかに開けられるかどうかは分からないけれど、とりあえず置いている。
置き始めて何年も経つがまだ緊急を経験していない。
そしていつも、存在は忘れている。
ただ、たまに、新しいのにかえている。なるたけ賞味期限より早目に。
今日、起きて、布団から出て、向こうの部屋に行こうとしたときに、なんだかふとペットボトルが目に入った。
そして、
ああそうだ、これ、この間置いたのいつだっけ?ずいぶん放置しちゃったね、そろそろ新しいのにしたほうが・・・
手にとって賞味期限を確認したら。
ふふっと笑った。
はい。とりかえます。
本当にわからなかった
今日、急用で実家に帰った。
玄関前に知らない男の人がいた。母に用だろうか。
私「こんにちは」
男性「こんにちは」
私「どちら様ですか?」
男性「息子です」
数秒後、男性は私の実の兄だとわかった。兄も私がわからないらしく、私が名のると「英子!?」と驚いていた。(ちなみに私はマスクとメガネ装着。兄は、素)
加齢して数年会わないと、なにかあって遺体確認とかすることになっても、間違いをおこすかも知れないと真剣に思った。
写真は実家の梅の花。
なぶら、ってなんだろうと思ったら
カツオとかああいう大きな魚が、小魚の群れを海面まで追い込んで、逃げようとする小魚達で海面がバシャバシャになる、その状態のことをいうらしい。
このとき、海面の少し上には、小魚を狙う鳥達も飛び交っているらしい。
なぶらの写真をみながら、これに名前がちゃんとあることに、悦びをおぼえたあと、
そうか、
漁師さん達にとっては、大型魚も小魚もたくさんいる証だから大漁の表しとして、確かに名前があったほうがいい。都合がいい。
そう思ったあと。
都合もなにも関係ない、どうでもいいなにかの状態に、名前を付けたくなった。
誰もそういえば呼んだことのない、なにか。
移行
ソノラマで連載中の『49歳、秘湯ひとり旅』は3湯目の福島県甲子温泉編が終わりました。
http://sonorama.asahi.com/series/49.html?book_id=book_id_1578
4湯目をおまちください。
写真は4湯目に向かう新幹線で食べたお弁当とおやつ。